自由律には人が居ないのか??

執筆者: 田中信一

自由律俳句は、何処も低調ですね。
作品は質が低く、造詣も浅い。
何処も熱意が無い。
ブログやHPも、更新されず年月も相当経ったままなのも有る。

夏井いつきのネット配信は、結構活発なのに…自由律はお粗末限りなし。
自由律は、単に生き残っているだけ?

西躰かずよし

西躰かずよし(にしたい かずよし)

1972年(昭和47年)―

現在俳句同人誌『鬣』同人。
2017年に句集『窓の海光』を発行

受賞歴
第7回放哉賞入賞
第3回芝不器男俳句新人賞予選通過

代表句

枕もとに置く夜の銃声
海の色に会いに行く父子
さびしさで汚れた両手を洗う
空のかんざしとなって昼の月
咳止マズ、夜ノ一部トナル

略歴

1972年京都府生まれ。

参考文献

句集『窓の海光』 風の花冠文庫
(取扱書店:山猫館書房、葉ね文庫)

句集の出版と自費出版詐欺

執筆者:凡夫

定型俳句であれ、自由律俳句であれ、俳句を嗜んでいれば、多くの自作俳句が出来てきます。
そうなると、やっぱり、句集として一つにまとめてみたいなと思うでしょう。
句集という俳人として生きた証ができるわけですから、俳人であれば句集を作ってみたいと思うのは当然かもしれません。

ちょっとした句集を作って、家族や周りの俳句友達などに見てもらうと言うのはよくあることです。
しかし、どうせ句集をつくるのであれば、多くの人に読んでもらいたいと思うでしょう。
そのとき、どんな句集を作るかというのが今回のテーマです。

パソコンやプリンターが身近にある時代ですから、簡単なものであれば自分で句集をつくることもできます。
それに電子書籍が増えてきていますが、こうした電子書籍であればほとんどお金を掛けずに作ることができます。
これからの時代の一つのスタイルと言えるでしょう。

しかし、紙の書籍という形は今でも魅力があります。
一つの記念として残したいのであれば、一応体裁が整った紙の書籍で句集にしたいと思う人も多いでしょう。
ですから、少々、費用を掛けても印刷会社に頼んで句集を作ってもらうのも悪いことではありません。

さらにもっと、きちっとした形のものにしたいのであれば、自費出版をするという選択もあるでしょう。
それなりにお金はかかりますが、どんな趣味でもお金はかかるもの。
旅行にしろ、ゴルフや釣りにしろ、それなりにお金はかかります。
そうした点から考えれば俳句はお金がかからない良い趣味だと言えます。
ですから、句集を出すぐらいの贅沢は許されると思います。

ただ、出版となると作家の印税生活をイメージしてしまうかもしれません。
しかし、よほど著名な俳人でなければ、句集が売れることはないでしょう。
それでなくても活字の本が売れない出版不況の時代ですから…
ですから、一般の俳人の方は書籍を売るという発想は持たないほうが良いでしょう。

と言っても、売ってお金を儲けるという考えでは無くて、単に本屋さんに自分の本を並べてみたいという欲求がある方もいるでしょう。
そんな方がターゲットになりやすいのが自費出版詐欺と呼ばれるものです。

この自費出版詐欺と言うのは書籍を作ってくれ、しかも本屋に流通させてくれるということで、本屋に自分の本を並べたいという方の夢を叶えてくれるものですが、そのかわりに高額の費用がかかるのが特徴です。
100万以上は当たり前で、200万円、300万円ということもザラです。
まあ、本を作らずにお金をだまし取ったり、本屋に並べると言って並べないような詐欺とは違います。
ですが、そもそも売れないとわかっているような本を高額で作らせて、その本の費用を著者に負わすわけですから、問題がある商法と言えるでしょう。

確かに本は出してみないと売れるかどうかわからないという面もあります。
ですが、通常の商業出版では売れなかったときのリスクは出版社が持ちます。
自費出版の場合、そうしたリスクをすべて著者が負うわけですから、出版社としては本が売れようが売れまいが利益が残るビジネスシステムとなっているわけです。

こうした中で自分の句集や詩集を出したいと思っている人は出版を決断する可能性が高いことから、ターゲットになりやすいと言われます。
もちろん、自費出版自体は決して悪いことではありませんし、そこから大ヒットして作家になった人たちもいます。

ですが、たくさんの売れない本を印刷し、しかも出版社と契約している一部の本屋の隅っこに並べることで、本屋に並べるという契約条件を満たしていると主張する出版社に大金を払って自費出版すべきかどうか一度再検討してみるべきです。
ただ書籍という形で印刷するのであれば、数分の一の価格でできるのですから。