俳人:つよし
墓に参って我らの春空
俳人:つよし
7年経ってステーキ喰う夢で目覚めた
俳人:つよし
いきなり流れて春終わり
俳人:つよし
床屋のおじさん髪を刈る僕は哀しいメロディーを口ずさむ
俳人:つよし
冬の風うるさく陽西に傾く
俳人:つよし
しじゅうろくおまえのほほなでミッドナイト
俳人:つよし
目覚めなくとも美しい朝
煙突の影踏み優雅にステップ
焼酎お湯割りショートホープそんな夜
俳人:つよし
汚ねえ子猫が俺の前を横切っていく
俳人:つよし
幻想泡と化し深く沈み落ちた
俳人:つよし
あんたは車いすでうたた寝
俳人:つよし
あんたの子宮を通ったんだね
俳人:ホーキーポーキー
深く沈んで群青の海
俳人:つよし
ただ ぼんやり生きた人々の墓
俺が 俺が というけれど
俳人:つよし
いまだにお前の横顔をみている
俳人:ミヤマスミレ
発火点に触れた覚えはない
俳人:K
どしゃ降りをみるさざ波をきくように
俳人:K
寄り添って深い寝息
俳人:たけはら探検隊
もらった菓子をつみ上げる
警備員に怒られる
ラーメン食べて風邪薬飲む
やっている感じを出して紙を刷る
京都に行って競馬遣る園田でも
俳人:としみ
城そびえ 菖蒲一輪
つばめ初見 春一番の風に乗り
さやえんどう 摘んでしまって今日又はじまる
春霞 青い空盗まれた
運転が何よりも好き春風もとても好き
俳人:かずや
人に酔った茜空
水虫の薬ぬりたくる無心だった
愛犬の声が電話に聴こえる 就職した
眠れない夜 米寿祝いの時計が鳴った
ちらばって姪っ子のクレヨン
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